Procreateはイラストアプリですが、「Procreateで漫画も描けるのかな?」と思ったことはないでしょうか。今回は、実際にProcreateで漫画を描いてきた経験から、漫画制作に使ってみた感想やメリット・デメリットを紹介していきます。
Procreateで漫画は描ける?
「結論」
描けるけど、大変でした

クリストでトーンとキラキラなどを加筆してますが、実際に描くとこんな感じです(^▽^)/
Procreateはイラストを描くことに特化したアプリなので、漫画制作に必要な機能はクリスタなどの漫画制作ソフトほど充実していません。
特に、コマ割りやセリフ入れなどは少し大変です。
そして個人的に一番気になったのが、漫画用のキャンバスサイズにすると、作成できるレイヤー数が少なくなってしまいます。漫画では、キャラクター・背景・小物・セリフ・フキダシなど、細かくレイヤーを分けて描きたい場面が多くあります。
そのため、ページ数や描き込み量が増えるほど「レイヤーが足りない」という問題が出てきます。
以前、漫画家さんがProcreateで漫画を描き、最後の仕上げや修正をクリスタで行っているのを見て、自分も真似してみました。
実際にやってみると思っていた以上に難しいと感じました。
ただ、Procreateに慣れていて「漫画も描いてみたい!」という人であれば、漫画を描くこと自体は十分可能です。
Procreateで漫画を描くメリット・デメリット
【メリット】
Procreateの良さは、何より紙に描いているような質感を表現しやすいことです。これがProcreateの大きな魅力でもあります。
漫画といえば紙に描かれたような質感をイメージする人も多いと思うので、その雰囲気を出しやすいのは大きなメリットです。
また、買い切りで使えることも魅力の一つです。ProcreateとClip Studioの料金を比較してみました。

【デメリット】
一番のデメリットは、やはりレイヤー数の問題です。
漫画サイズにすると作成できるレイヤーが少なくなるため、キャラクター、背景、小物、セリフ、フキダシなどを細かく分けて描きたい場合には不便に感じます。

漫画原稿に合わせると、6件しかレイヤーを作れませんでした(工夫でどうにかなるかもですが、画質をよくするなら上記画像のような高いpx推奨です)
また、漫画制作に特化した機能が少ないため、コマ割りやセリフ入れなどにも手間がかかります。
おすすめの使い方|漫画ではなく「ネーム」に使う
「漫画を描くならクリスタ!」
……と言いたいところですが、個人的にはネームはProcreateに任せるのもおすすめです。
ネームは、そこまで綺麗に描く必要はありません。むしろ、頭の中にある構図やキャラクターの動きを素早く形にすることが重要です。
その点、Procreateは直感的に描けるので、ネームとの相性が良いと感じています。
特に、背景を描くときのパースガイドが分かりやすく、直線も簡単に引けるところはかなり便利です。

これは背景だけProcreateで描き、PSD形式でクリスタに出力して貼り付けてました。
Procreateでネームを作って、完成原稿はクリスタで仕上げる。自分もその方法で漫画を描いてました。(ちなみに、Procreateで描いたネームやイラストはClip Studioに持っていくことができます。自分もProcreateで背景を描いてからClip Studioに持っていき、漫画を仕上げていました。)
このように、それぞれのソフトの得意な部分を使い分けるのも一つの方法だと思います。
Procreateで漫画を描くのに向いている人・向いていない人
ここまで紹介したように、Procreateは漫画を描けないわけではありません。
ただし、人によって向き不向きがあります。
向いている人
- Procreateを普段から使っている人
- 趣味で漫画を描きたい人
- 1ページ漫画などを描きたい人
- 紙に描いたような質感を出したい人
- ネームやラフを直感的に描きたい人
向いていない人
- 本格的に漫画制作をしたい人
- 長編漫画を何ページも制作したい人
- レイヤーを細かく分けて管理したい人
- コマ割りやセリフ入れを効率化したい人
- 漫画制作をメインにしたい人
漫画を本格的に描くのであれば、漫画制作に特化したソフトを使った方が効率的です。
一方で、Procreateに慣れている人や、趣味で漫画を描く人なら、十分選択肢に入ると思います。
まとめ
Procreateでも漫画を描くことはできます。
ただし、漫画制作に特化したソフトではないため、レイヤー数やコマ割り、セリフ入れなどで大変に感じる部分があります。
個人的には、
「漫画を完成させるならクリスタ」
「ネームやラフを描くならProcreate」という使い分けがおすすめです。
Procreateを普段から使っている人で、「漫画も描いてみたい!」という人は、まずはProcreateで挑戦してみてもいいと思います。


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